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ウサギとたらい回しについて

5/15(土)はサークル同期の結婚式@グランドハイアット東京in六本木ヒルズ。お相手は会社で出会った方ということでした。会場がとてもゴージャスでした。新郎側主賓の上司の方は、なかなか物腰が柔らかくていい感じでした。あと、社長からも祝電が来ていてびっくりした。社員を大切にする感じがまたいい。

新婦側主賓は、中国人の上司の方で、日本の披露宴は挨拶するのはもちろん、招かれるのも初めてとのことでした。なんか新婦のことは全く話さなかったけど、初々しい感じでそれもまたよし笑。

式、披露宴ともにさすがに一流ホテルの式場という感じでした。ふたりのプロフィール映像みたいなのがたくさんあって楽しかった。新郎父のキャラクターもさることながら、新郎の謝辞がすげーかっこよかった。

おめでとう!末永くお幸せに…。次は7/4(日)に研究室の先輩、7/19(祝)に高校の同期。楽しみだ!

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最近、ウサギのモノクローナル抗体を、アメリカの某団体から入手しようとしているんですが、これが想像以上に手続きが面倒くさい。後の参考のために経緯を残しておきます。

送り主から「税関とかで突っ返されないように、ちゃんと調べて連絡しろ」的なメールがきたので、とりあえずフェデックスに聞いたら「マウスは大丈夫だけど、ウサギはどうかしら。税関に聞いてみたら?」と言われた。

ウサギの抗体をメーカーから買うんでなく、どっかから送ってもらおうとすると、本当に日本の税関で送り返されるらしいですね。それがあるので、FeDexは既にウサギの血清とかは荷物として取り扱ってもいないらしい。

で、税関に電話したら、「我々は法律に基づいて審査を行うだけなので、荷物に応じた法律を所管する省庁に問い合わせてください」と言われた(笑)

で、ネットで調べたところ、ウサギの血液とかの輸入を規制しているのは、家畜伝染病予防法ってやつらしいので、農水省所管の動物検疫所に電話してみた。

最初、横浜港の本所動物検疫課にかけたら、ビギナーっぽい女の子が出て、畜産物検疫課にかけてくれ、と言われたので、畜産物検疫課にかけたら、「ここは港での検疫を扱うので、空輸されるなら成田に聞いてくれ」と言われた。

「空輸かどうかなんて知らねーよ」となかばキレそうになりながら、成田支所検疫第1課に問い合わせたところ、

「齧歯類の抗体であれば、そのまま宅急便で送ってもらっていいけど、ウサギは野兎病(やとびょう)という伝染病を媒介するので、その抗体をつくったウサギが病原体を持っていなくて、その後の精製でも病原体が入り込む余地がないことを証明しないといけない」と言われた。

モノクローナル抗体って、B細胞をミエローマとフュージョンさせて、HAT培地で選択されたハイブリドーマが上清に分泌した抗体を、さらに精製したものなんですけど、野兎病の菌は入り込む余地はあるんですか?と思ったが、「ウサギが衛生的に管理されていることが証明されていれば、問題ありません」とか言われた笑

その証明には、アメリカ農務省の発行する衛生証明書が必要らしい。あと不足しているものがあれば、その都度連絡するって(T_T)

ちなみに、野兎病菌は「水や泥、死体中などで数週間は生存可能とされているが、熱に対しては弱く、55℃10分程度で容易に死滅する。」(Wikipedia)だそうです。たとえ血清でも非働化すりゃいいってことか。

こっそり送ってもらうっていう手段もあるのかもしれないけど(笑)、口蹄疫みたいな問題もあることだし、野兎病はヒトの病気だし、このご時世コンプライアンスもきちんとした方がいいだろうし…。まぁとりあえず公式見解らしきものを得たので、メールしときました。

メーカーから買ってるウサギの抗体は、メーカーがきちんとやってるんだろうなぁ…。今回のは試供品みたいなものなので、日本への発送もそこまで多くないらしい。

後日、解決しました→http://roomg.exblog.jp/12929307/

by genta_ito | 2010-05-19 00:00 | 日記

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